寅年について
今から1400余年前、聖徳太子は、物部守屋を討伐せんと河内稲村城へ向かう途中、当山に至りました。太子が戦勝の祈願をすると天空遥かに毘沙門天王が出現され、討伐必勝の秘法を授かります。 その日は奇しくも寅の年、寅の日、寅の刻であり、太子はその御加護で勝利し、自ら天王の御尊像を刻み伽藍を創建、信ずべし貴ぶべき山『信貴山』と名付けられました。以来、信貴山の毘沙門天王は「寅」に縁のある神として信仰されています。 寅年には当山最高法儀の「毘沙門灌頂」を開壇するほか、各種行事を盛大に執り行います。