全真言宗青年連盟では、一年間を通して様々な活動を行っています。結集大会の告知ならびにご報告や、プロジェクトについての詳細などを掲載しております。
下記より、年度別にご覧いただけます。

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全真言宗青年連盟第44回結集 醍醐大会 報告

2024.11.28 update

去る令和6年10月8日、真言宗醍醐派総本山醍醐寺にて、全真言宗青年連盟第44回結集醍醐大会が「法燈~祈りを繋ぐ今~」をテーマに開催されました。



10月8日10時30分、総本山醍醐寺金堂に於いて、開会式、記念法会ならびに大会式典が執り行われました。
司会から開会の辞が述べられた後、まず始めに献灯の儀が行われました。
結集大会開催に先立ち、開催担当会派の醐山青年連合会が高野山奥之院に参詣した際に分燈いただいた祈親燈を、各派青年会の職衆が金堂須弥壇前に設えた十八本山本尊軸へと献灯されました。



献灯の儀に続き、喜多村龍秀副理事長の開会宣言で大会の幕が開かれました。



記念法会では、壁瀬宥雅猊下を御導師にお迎えし、全真言宗青年連盟理事長、副理事長、常任理事が職衆をつとめました。御導師の洒水にて、三好祥晃常任理事により四智梵語が発音され法会が始まりました。
門屋昭譽理事長が奉読する慶讃文の中で法会の趣旨を述べると共に、宗祖弘法大師の教えに思いを寄せ、参加者全員で一心に祈りを捧げました。
般若心経では、原祥壽常任理事が鼓手を勤め、金堂内には力強い読経が響き渡りました。



続いて大会式典では、門屋昭譽理事長の主催者代表挨拶、醐山青年連合会理事長 三好祥晃の担当会派代表挨拶ののち、真言宗長者 総本山仁和寺門跡 真言宗御室派管長 瀬川大秀猊下、ならびに総本山醍醐寺座主 真言宗醍醐派管長壁瀬宥雅猊下よりご垂示を賜り、開会式を終えました。



13時30分からは、醍醐寺霊宝館に移動し記念講演が行われました。
講師にチベット密教の権威である清風学園校長平岡宏一先生をお招きし、
「菩提心とは何か 発心について考えてみよう ~ インド・チベット密教の立場から~」と題し、真言密教の根幹である菩提心についてのお話を頂戴しました。
講演後には参加者からの質問にもお答えいただき、実りある時間となりました。



15時30分からは、同じく霊宝館にて閉会式が執り行われ、総本山醍醐寺執行長 真言宗醍醐派宗務総長 大原弘敬僧正よりご祝辞を賜り、北川亮成 結集実行委員長の謝辞に続き、次年度担当会派である小林深佑 結集髙尾山大会実行委員長のご挨拶ののち、石堂恵遼 副理事長の閉会宣言をもって、醍醐寺内でのプログラムが終了しました。



18時からは、ホテルグランヴィア京都に場所を移し懇親会が開かれました。
開宴挨拶に醐山青年連合会 藤澤康行 副理事長、ご祝辞を総本山醍醐寺執行真言宗醍醐派総務部長仲田順英僧正より頂戴し、全日本仏教青年会 理事長 新井順證様による乾杯のご発声と共に懇親会が盛大に開宴されました。
最後に、上原潤明副理事長からの終宴のご挨拶をもって結集醍醐大会が幕を下ろしました。



全真言宗青年連盟第44回結集 醍醐大会実行委員長 北川亮成



心配された空模様も何とか持ちこたえ、全行程が無事開催できましました事あらためて御礼申し上げます。
昨年に引き続き現地参加また懇親会も盛会に行われ、青年僧が一堂に会し至心に祈りを捧げ、久方ぶりの再会を喜ぶ姿を拝見しコロナ禍以前の結集大会が戻ってきたように感じております。
来年度開催される高尾山大会にも多くのご参加をお願い申し上げます。
最後に、本結集の開催に際しましてご後援賜りました真言宗各派総大本山会、真言宗布教連盟、ご協賛ご協力賜りました各山の諸大徳各位、並びに関係機関の皆様に心より御礼を申し上げまして、ご報告とさせていただきます。



全真言宗青年連盟 広報委員長 今川 義海