全真言宗青年連盟では、一年間を通して様々な活動を行っています。結集大会の告知ならびにご報告や、プロジェクトについての詳細などを掲載しております。
下記より、年度別にご覧いただけます。

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東日本大震災十三回忌事業 報告

2023.03.22 update

去る令和5年3月2日、真言宗豊山派大本山護国寺 桂昌殿(東京・文京区)に於いて、全真言宗青年連盟 東日本大震災十三回忌事業「福島を想い福島から学ぶ ~寺院を護り、伝えるために~」が開催されました。



11時から全真言宗青年連盟 永崎亮学事務局次長司会のもと開会式が始まり、御法楽ののち全真言宗青年連盟 鈴木宏章理事長の挨拶。続いて大本山護国寺 関本隆人執事様よりご挨拶を賜りました。



11時15分から「寺院学芸員が考える、地域における寺院の文化財を守り伝える意義と重要性」と題して真言宗御室派 総本山仁和寺学芸員 朝川美幸氏をお迎えし講演が始まりました。福島県出身である朝川氏は震災後、自ら被災地に赴き、危機的状況下に置かれていた文化財を目の当たりにされ、より一層保護活動についての重要性を感じられ、その時の貴重な体験を踏まえながらご講演を賜りました。



休憩・昼食後
13時から「被災寺院と青年僧侶、これまでの歩み」と題して真言宗豊山派 福島県第二号宗務支所 仏教青年会 酒主秀寛師・百田尊道師・茨木祐賢師・半谷哲也師をお迎えし講演が始まりました。地震、津波、原発事故といった被災寺院で活動する4名に震災後の状況、地域の変化。さらにこれからの課題についてご講演を賜りました。



休憩・着替え後
14時40分 集会
14時46分 黙祷
14時50分 東日本大震災十三回忌慰霊法要



法要に引き続き16時から閉会式が行われ、御法楽ののち全真言宗青年連盟 横田弘明災害救援事務局長の謝辞をもって、全真言宗青年連盟 東日本大震災十三回忌事業の全日程が終了いたしました。



当日は10時から16時30分まで特別出店として「日本橋ふくしま館MIDETTE」出張ブースによる福島県の特産品販売を開催し、多くの参加者並びに一般参拝の方々で賑わいました。
未曽有の大震災から丸12年が経過し、被災地以外でも様々な場所、団体・個人に関わらず、皆様がそれぞれの、3月11日を迎えた事と存じます。このたび「祈り・記憶の継承・復興支援」を根本とし、全真言宗青年連盟は東日本大震災十三回忌事業を開催いたしました。
当日は引き続くコロナ状況にも関わらず多くの加盟団体の青年僧がご参加くださいました。さらに一般参拝者にも特産品販売による復興支援にご参加いただく一方で、法要中は御焼香ののち、両手を合わせる姿も見られました。
次世代を担う我々青年僧が「祈り・記憶の継承・復興支援」をしていくことで、このような活動や想いが少しでも被災地に届くことを願っております。



末筆となりましたが、本事業の開催に際しまして、ご協力賜りました大本山護国寺の関係各位の皆さまに心より御礼申し上げまして、ご報告とさせて頂きます。



全真言宗青年連盟 広報委員長
秋山寛淳



配役
導 師  全真言宗青年連盟 理事長 鈴木宏章
職 衆  鈴木道盛(廻向)
     須方審證
     武田靜典
     富田道興
     小橋敞徳(廻向文)
     大三輪龍哉(経頭)
     池田光陽(讃頭)
     永田道範(讃頭)
会奉行  岡本啓祐
承 仕  東野一丸
     原祥壽
     角田仁海
     森大圓
     加茂龍阿



次第
先  入堂
次  総礼
次  三禮 如来唄
次  奠供 四智梵語
次  廻向文
次  理趣経 (入句 過去精霊 善哉合殺にて散華)
次  後讃 佛讃
次  般若心経 三巻
次  阿弥陀如来根本陀羅尼 一返
次  光明真言 七返
次  金剛界大日如来(十三回忌 本尊真言) 七返
次  南無本尊界会 仝
次  南無大師遍照金剛 仝
次  廻向東日本大震災物故者諸精霊 仝
次  廻向 至心廻向
次  転座 閉会式
次  三礼
次  退堂