防災フォーラム~日本の未来のために 寺院から伝える備えのかたち~ 報告
2016.11.19 update 平成28年11月4日、智山派総本山智積院 別院真福寺において全真言宗青年連盟主催による「防災フォーラム~日本の未来のために 寺院から伝える備えのかたち~」が2部構成にて開催されました。第1部では自覚大道師、佐藤良規師、神元幸津江氏、建石徹氏、計4名の先生をお招きし、パネルディスカッションを行いました。先生方それぞれの視点から体験談や、これから起こりうる地震等の災害に対する備えについてお話しをいただき、寺院を中心とした地域連携の重要性、防災危機管理意識の重要性を学びました。第2部の自覚大道師による備災ワークショップではグループに分かれて、震災が起こった設定で会場を暗くし、寺院避難所の運営を想定したワークを行いました。地震大国である日本では、本年も各地で地震が発生しました。殊に熊本県、鳥取県の大地震では多くの方が被災され、命も失われました。加えて大雨や台風による水害、火山の噴火によって被災された方もおられます。その他、多くの災害がございますが、どれも地球にとっては自然の営みです。頭ではわかっているつもりでも、その災害はいつどこで起こるか分かりません。今回のフォーラムで映像を見て蘇った大震災の悲惨な状況、それを体験され活動してきた先生方のお話、そしていつ起こるかわからない災害に私たち1人1人が備えることの重要性を認識し、万が一災害が起こった際に如何に考えて行動するのか。大変多くの事に気付かされ、地域内での寺院のあり方、日頃の防災意識の大切さを学びました。今後は備えの重要性、必要性を踏まえて、災害時には皆で協力し、青年僧侶としてできることを考え、行動できる青年会でありたいと感じました。
最後に、お越しいただきました4名の先生方に感謝申し上げて、報告とさせていただきます。ありがとうございました。 (事務局員 小林 佑介)