全真言宗青年連盟では、一年間を通して様々な活動を行っています。結集大会の告知ならびにご報告や、プロジェクトについての詳細などを掲載しております。
下記より、年度別にご覧いただけます。

activity

全真言宗青年連盟第41回結集 東京大会 報告

2021.12.13 update 令和3年10月26日に真言宗豊山派仏教青年会が担当をして、ホテル椿山荘東京にて開催されました

大会テーマは「Survive~伝統と現代感覚の融合~」としました
 
今大会は令和2年秋に開催を目指して準備を進めておりましたが、

新型コロナウイルス蔓延の情勢を鑑みまして、やむなく1年の延期をしました

 
また延期以降に、感染予防の為、現地開催とオンライン開催の併用を計画しておりましたが、

今夏の感染者増加に伴いオンライン開催のみとなり結集へ参加を予定されていた皆さまには、

企画が二転三転したことをお詫び致します

 
東京大会は、参加いただく皆さまに「いま知りたいことを選んで学ぶ」をテーマに企画が始まりまして、
選択型研修会という形になりました

 
開会式に続きオリンピックメダリストであり、
国際オリンピック委員である元フェンシング日本代表の太田雄貴氏に「CHANGE」のタイトルで記念講演をいただきました

マイナー競技であるフェンシングをメジャー競技にする為に尽力した話は興味深いものでした、
更には「メダルを取ることが目的では無く、取った後にどうするかを考えた」からは、常に先を考え動く重要性を考えさせられました

 
休憩を挟んでの全体講演では、陳内裕樹氏・青江覚峰氏・石井祐聖氏に登壇頂き
「日本仏教は新しい時代をどう迎えるべきか」をテーマに鼎談が行われました

コロナウイルス蔓延という未曾有の危機は、仏教界にも大きな影響が出ました
この鼎談で「変わること」がいかに重要であるか学びました、
今ある物をそのまま残すことと共に、時代に合わせて変わっていくこと、寺院が目指す一つの未来を感じました

 
選択型研修会では、
ブース1 「新・挑む~伝統世界の未来のために~」
加藤巍山氏・都築数明氏・喜羽美帆氏

ブース2 「新・集める~地域で信頼される住職が教えます~」
阿純章氏・渡邊弘範氏・小橋敞徳氏

ブース3 「新・伝える~ツールの威力と使い方~」
吉村昇洋氏・向井真人氏・小池陽人氏

がありますが、この内のブース3の先生方に当日登壇いただきました、残りの2ブースは事前録画されたものが後日配信されました
全ての研修会を見た感想として、新しいことへの「踏み出す一歩」を出すことをされた講師の皆さまの挑戦し続ける姿勢に驚きました
新しいことをするのは勇気が要ります、批判や結果が伴わないのではと、考えてしまうと、尻込みしてしまいます
ただ、進むことで新しい景色が見えるのでしょう、それを先生方より学びました
 
今大会の全ての講演は大会テーマ「Survive~伝統と現代感覚の融合~」に相応しい内容となりました、
仏教界と寺院が今後どうしていくのかを、参加の皆さまと一緒に考える時間となりましたら幸いです

最後に、本結集の開催に際しまして、ご後援賜りました真言宗各派総大本山会、真言宗布教連盟、
ご協賛ご協力賜りました各山の諸大徳各位、並びに関係機関の皆様に心より御礼を申し上げまして、ご報告とさせていただきます

 
結集東京大会 実行委員長 富田道興